歯周病に負けないために、歯の健康を守りましょう
歯周病は、虫歯よりも歯を失う確率が高い疾患です。
初期の段階では、歯茎が腫れ、出血しやすくなります。これが進行すると、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間のスペースが深くなり、最終的に歯槽骨の減少や歯の動揺が生じる可能性があります。
歯を丈夫に保つためには、定期的な歯科健診と専門的な治療、そして毎日の歯磨きや歯間ブラシの使用など、予防ケアを怠らないよう心掛けましょう。
こんな症状はありませんか？
- 歯磨きや食事の際に歯ぐきから出血することがある
- 口臭が気になる
- 歯がグラグラしたり、歯が浮いているような気がする
- 歯ぐきが後退して歯の根が露出してきた
- 歯茎が赤く腫れたり、膿が出る
歯周病の原因
歯周病の原因は、歯に付着する歯垢（プラーク）とその硬くなった形態である歯石です。
歯垢は食べかすや細菌が結合して歯表面に形成され、歯石に進展します。これらが歯茎周囲に細菌の増殖を促し、炎症を引き起こします。長期間続くと、歯周組織が損傷し、歯槽骨が減少する可能性があります。
予防には、適切な口腔衛生と歯科定期検診が重要です。
歯周病の治療
- 01歯石の除去
専用の器具(一般的に超音波スケーラーやキュレットスケーラー)を使用して歯石を取り除きます。
- 02歯周ポケットのクリーニング
歯周ポケットが深い場合、歯科医師がポケット内の細菌や炎症を除去するためにクリーニングを行います。
- 03歯肉手術
歯周病が進行している場合、歯周ポケットを縫合し歯ぐきを修復する手術が必要となることがあります。
